アメリカの奨学金制度の実態①

Updated: Jan 14

アメリカの大学に進学するにあたり、学生とその家族が考慮しなければならないことの一つに、「学費」がある。日本の場合、授業料だけを見ると国立でおよそ50万円、私立で70〜270万円といった具合である。それに比べ、アメリカの大学の授業料は、年間$9,970から$34,740 (約107〜374万円)かかると言われている。授業料だけでこの額なのだ。寮やアパートの費用、食費、教材費などを含むと、とんでもない額になってしまう。アメリカの大学を卒業するのは、「家が買えるほど高い」のである。




しかしながら、2014年の統計によると、アメリカでは69.5%の高校生たちが大学に進学している。日本の大学進学率に比べても高い数値である。高校を卒業したばかりの若者が、このような額の貯金を持っているのはごく稀である。それでは、アメリカの学生たちはどのようにして大学に行っているのだろうか?


ざっくり分けて、大学の費用を学生が負担する方法は3つある。


一つ目は、両親に助けてもらうこと。巷では、「日本人とは違って、アメリカ人は自分で学費を負担して大学に行く人が多い」というフレーズを時々聞くが、両親や祖父母、その他親戚の助けにより大学を卒業する生徒も多数いる。


二つ目は、ローン、つまり、借金である。アメリカの学生ローンは、日本で一般的に言われている「奨学金」に値し、学生ローンを組むには利子が伴い、返済が要される。

三つ目は、生徒自身がスカーラーシップをもらい、学費や生活費の一部、または学費に加えて生活費や教科書代など、全額を負担することである。言い換えると、スカーラーシップは、返済無用の奨学金なのだ。


スカーラーシップ、すなわち返済無用の奨学金の資金は、様々なところから出ており、その額も100ドルのものもあれば、大学生活でかかる学費プラスその他の費用を全て負担してくれるものまである。マイクロソフト社のビル・ゲイツや、車で有名なヘンリー・フォードは、財団を立ち上げており、毎年財団の予算のいくらかをスカーラーシップとして学生たちに寄付している。政府から出るスカーラーシップも多数あるが、この場合はニーズベース(学生の両親の収入が一定の額を超えてない場合にのみ応募可能な奨学金)がほとんどである。匿名の大富豪が立ち上げた財団からスカーラーシップが出ることもあれば、コカ・コーラやディズニーなど、大企業が出しているものもある。銀行もスカーラーシップを出しており、スカーラーシップの出所というのは、多種多様なのである。


出所が多種多様であれば、対象も多種多様なのがスカーラーシップの面白いところである。高校生になり、スカーラーシップサーチを始めると、Qualificationの欄(該当者)には、実に多様なターゲットが書かれている。低所得者層の子供を対象にしたもの、成績が優秀な子供達を対象にしたもの、スポーツで優秀な成績を収めた子供に贈られるもの、高校4年間で一番英語力が伸びた生徒に贈られるものなど、書き出したらきりがない。スカーラーシップをもらうためには、自分がぴったり該当するスカーラーシップを見つけ、アプリケーションにフルパワーを注ぎ込むことが肝心である。


参考資料:https://www.nytimes.com/2014/04/26/business/fewer-us-high-school-graduates-opt-for-college.html


https://origamikids.org/us/scholarships-1/

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