マイノリティは強みになる!

Updated: Jan 14

アメリカで日本人として生きるというのは、マイノリティとして生きるということです。



マイノリティであるというのは、一見損なことのように思えます。

マイノリティだから差別される、チャンスが無い、誰も理解してくれない…環境によっては、確かに大変な思いをする人がいるかもしれません。そして、常に偏見と戦わなければいけないのは事実です。


しかし、アメリカでは人と違うことや個性が評価されます。自分の立場の使い方によっては、ここでマイノリティの強みが発揮されるのです。私の経験上、マイノリティの強みが武器になるのは、


「簡単に相手を驚かすことができ、インパクトを与えることができる」


点かなと思います。


例えば、ヨボヨボで杖をついているおばあちゃんが、ひったくりにカバンを取られた瞬間に高速で走り出し、犯人を捕まえて背負い投げなんてしたら、見ている人たちはびっくりしますよね。見ている人たちだけでなく、ひったくり自身も相当びっくりなはずです。


それは、「ヨボヨボで杖をついているおばあちゃん」イコール弱い、早く走れない、などという偏見があるからです。偏見があるからこそ、自分の予想を裏切られた時に、とてもびっくりするのです。


おばあちゃんの例と同様に、明らかな不良が、ゴミ拾いをしたとします。周りの人は、その不良を見直すとともに、その意外性に驚くのでは無いでしょうか。それは、不良イコール悪いことばかりするというイメージが根付いているからです。


恋愛においても同じことが言えますよね。「がさつに見える人が実は料理上手だった」「怖そうに見えるのに実は優しい」など、ギャップがモテる原因になることがよくあります。


これは、マイノリティに対する偏見にも同じことが言えます。例えば、私はアジア人の20代女性です。アジア人の女性、特に日本人は、「大人しくいうことを聞く・意見を言わない」というイメージを持たれています。そのイメージを持ったまま、接してくる人も結構いるのです。そんなイメージを裏切って、アジア人の女性である私が、自分の意見を強気な口調でハッキリいったとします。


そうすると、偏見を持っていた相手はかなり驚く訳です。今まで思っていたアジア人女性のイメージと、この人は違うんだ、と。相手に衝撃(インパクト)を与えることができるのです。


こういった驚きやインパクトは、「自分のことを覚えておいてもらうこと」に役立ちます。例えばアメリカの大学では、一人の教授の講義に何百人もの生徒が集まります。目立たなければ、単なる「大勢の中の一人」になってしまいます。大学院に行く際や就職時に、教授からの推薦状を提出しなければならないことが多々ありますが、教授にとって自分が「大勢の中の一人」だった場合、月並みの文章しか書いてもらえないでしょう。逆に、学期が始まった最初の方に教授にインパクトを与えておいた場合、「他の生徒とは違う、面白い人」という印象付けをすることができ、自分に興味を持ってもらえるとともに、他の人とは違った推薦状を書いてもらえるでしょう。


人種に対する偏見を裏切り、インパクトを与えるのは、一つの手段に過ぎません。大学の授業の例で言えば、他の人とは違う角度から物事を見て、教授の問いに対してみんなが思いつかないような質問を投げかけたり、みんなが選ばないようなトピックで作文を書いて提出したり、「インパクトを与える手段」は数え切れないくらいあるのです。その手段が、マイノリティは他の人よりも一つ多いのです。


そして、注意しなければならないのは、「いい偏見を裏切ると、自分と同じグループの他の人々も損をしてしまう」という点です。例えば、一般的に日本人は「勤勉」という印象を持たれています。そんなプラスなイメージがあるのにも関わらず、不真面目な態度でクラスにも参加せず、ダラダラ過ごしていたとします。こういった行動は、期待した相手をがっかりさせることにつながります。いつも誠実で良い人が、万引きをして捕まったというニュースを聞いたらショックを受けますよね?それと同様に、ポジティブな偏見を裏切った場合、悪い意味でインパクトを与えることになりかねません。


偏見は、使い方次第で、自分の強みにもなるのです。

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