学生がアルバイトは当たり前?アメリカと日本での考え方の違い

Updated: Jan 14

高校時代、学校で仲良しだった友達のお母さんの紹介で、近所のスーパーでレジ打ちのアルバイトをしていました。昼間は学校に通っていたので、アルバイトをするのは主に休日と、平日の夕方から夜にかけてでした。


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スーパーのレジにはレジ打ちのスピードを図る機械がついており、「レジ打ちの早い人ランキング」が毎月休憩室に張り出されるのがとても楽しみでした。そのランキングの上位にいたいがために、高速でレジ打ちをする方法を日々試行錯誤していました。


そんな話はさておき…


私が学校に行きながらアルバイトをしていたことを知った日本の祖母は、とても怒りました。「高校生なんかにバイトさせるんじゃないの!今すぐ辞めさせなさい」と電話口に母に言っているのを聞いた覚えがあります。


日本には、アルバイト禁止の高校がたくさんありますよね。特に私の祖母くらいの年代だと、学生は学業に集中するべきであり、アルバイトなんてもってのほかという考え方が定着しているのではないでしょうか。また、「アルバイトをする=貧しい家庭」というイメージも強い気がします。


アメリカでは真逆で、高校時代のアルバイトは大切な課外活動の一つとして高く評価されます。大学受験をするときに、とても重要な役割を果たすのです。


学校の成績が良く、大学の入試試験が満点だったとしても、それだけで大学に入ったり奨学金をもらったりするのはとても困難です。学校の成績やテストの成績が良いことは大前提で、その上アルバイト、部活、ボランティア、コンテストの受賞歴などの課外活動が評価されるのです。


それでは、なぜアルバイトは高く評価されるのでしょうか。


一つ目の理由として、アルバイトの経験があると、それだけ責任感のある人間だということが証明できます。


アルバイトをしているということは、面接を通過し、決められた時間に店に現れて仕事をし、きちんとお金をもらっているということです。雇う側からすると、仕事に対してお金を支払っているわけなので、その学生が給料に見合う仕事をしない場合はいつでもクビにすることができるのです。アルバイト歴というのは、責任感を証明することに使えます。


余談ですが、「タダより高いものはない」という慣用句がありますよね。これは本当にその通りだと思います。もしも雇う側がアルバイトではなくボランティアで学生を使っていた場合、無償で手伝ってもらっているため、その人が時間に遅れてきたり、きちんと仕事をしなかったりしても、あまり強く注意できないのではないでしょうか。ボランティアなので、「クビにする」というのもなんだか変な話ですし、ちゃんと仕事をしなかったボランティアが、「タダで働いたのにクビにされた」と言いふらしでもしたら、評判も落ちてしまいますよね。その場合、そのボランティアの指導係の時間は無駄になり、損をしてしまいます。一見ボランティアの方がお得に聞こえますが、このような面倒な事態を考慮すると、最初からお金を払って雇うのが一番手っ取り早いのではないかと思います。


上記のような理由もあり、アルバイトというのはボランティアよりも信頼があついです。


二つ目の理由として、アルバイトをすると、社会経験が身につき、人として成長します。


例えば、スーパーには、職種や人種、経済的な事情関係なしに、いろんな人が来ます。スーパーで働いていた二年間、私は本当にたくさんの人達と出会い、毎日が飽くなき戦いでした。欲しかったドーナツがポイントで無料にならなかったことに激怒してレシートを投げつけてくるツワモノもいれば、プレゼントに迷彩柄のサングラスをくれる人もいて、とにかく毎日新しい人が来るのです。仕事なので、理不尽なお客さんも良いお客さんも、みんな平等に接することを要求されます。お客さんだけでなく、仕事仲間や上司との関係も大事にしなくてはなりません。レジ打ち仲間と交友を深めることにより、自分のバイトの予定日に緊急の用事が入ってしまった時など、シフトを交換してもらえたことが幾度となくありました。


こうして培ったコミュニケーション能力は、大学に行ってから教授と関わる上で、また、社会に出てから周りの人達と良好な人間関係を築くために、大いに役立ちます。


長くなってしまいましたが、アルバイトはアメリカの高校生にとって、とても大切な課外活動なのです。


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