2020年にはセンター試験が変わる!「考える力」が必要になってくる今後の受験

Updated: Jan 14


センター試験は2019年度(2020年1月)の実施を最後に廃止され、これに代わり2020年度からスタートするのが「大学入学共通テスト」です。新テストの導入にあたっては、「知識・技能」だけでなく、大学入学段階で求められる「思考力・判断力・表現力」を一層重視するという考えがベースにあります。河合塾さんの記事から抜粋させていただきました。ありがとうございます)。


アメリカの学校で求められる力の一つの中に、「自分の頭で考える力」があります。つまり、地頭力です。


地頭:大学などでの教育で与えられたのでない、その人本来の頭の良さ。一般に論理的思考力やコミュニケーション能力などをいう1


日本で教育を受けた子供たちを観察していると、豊富な知識や与えられた問題を解く力は非常にあります。算数の計算が早かったり、歴史上の人物の名前をよく知っていたり、「解き方が解明されている問題」や「答えがある」問題が得意な傾向にあります。


一方で、アメリカの学校では日本と比べ、答えがすでに解っている問題を解く力以上に、「想像力」や「発想のユニークさ」、「論理的思考」が求められる傾向にあります。答えがない問題を与えられ、自分で考えて答えを築いてゆく力、つまり「地頭力」が求められるのです。


例えば、「統一試験は必要だと思いますか?「必要である」と「必要でない」のどちらかを選び、読み手を説得できるエッセイを書きなさい」というエッセイのお題が出たとします。このような問題が出た時に、先生が求めているのは「正解」ではなく、論理的に読み手を説得する力なのです。このような、正解のない問題(open-ended questions)は、アメリカの教育のいたるところに存在します。


数年前に大学で解剖学の授業を取った時に、教科書を使わない教授がいました。実験授業での解剖中、教科書を開けることは禁止で、臓器のつながりや形、厚さや位置などから、あらゆる臓器がどのような役割を果たすのかを考えるのが課題でした。この場合「正しい回答」は存在するものの、先生が採点時に重きを置いていたのは、「答えにたどり着くまでの論理」でした。


とにかく、既存の「正解」が無い問いに対して、自分の頭で論理的に考えて、答えを創り出すことを求められる環境です。


「日本の教育が劣っていて、アメリカの教育が優れている」と言っているわけではありません。どちらにも利点も欠点もあります。しかし、現在の日本の教育ではあまり重要視されていない、「自分の頭で考えて答えを導き出す力」が、今後生きていく上で必要になっていく可能性が高いです。


こういった「地頭力」は、学問以外のあらゆる面でも役に立ちます。明日住む場所がなくなった時、異国で携帯電話を落とした時、無人島に漂流した時、慌てふためいてパニックになるよりも、まずは状況を把握し、たくさんの「やらなきゃいけないこと」の中から優先順位を決め、ロジカルに進めていく方がサバイブできる可能性が高まるでしょう。


また、「地頭力」を鍛えることによって、グローバル化が進んでいるこの世の中で、生き残る力もつきます。今後、計算やルーチンワークなど、単純作業は機械や人工知能ができる時代になっていきます。しかしながら、人間の脳はとても複雑な臓器です。この複雑な臓器を解明し、ロボットや人工知能が人間の脳と同じクオリティの力をつけるにはまだまだ時間がかかります。


今から数十年後の世の中を想像し、「人工知能にはできそうになく、人間にしかできないこと」を考えた時に、「地頭を鍛える」という行動が、今の私たちにできる「未来への準備」の一つなのではないでしょうか。

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